IOC トランスジェンダーめぐり新指針
IOC(=国際オリンピック委員会)は、心と体の性別が一致しないトランスジェンダーなどの選手について、参加資格に関する新たな指針を発表しました。公平性などを考慮するよう求めています。
IOCは16日、心と体の性別が一致しないトランスジェンダーや男性ホルモンの「テストステロン」の値が高い女子選手について、各国際競技団体が、大会の参加資格を作る上で参考となる新たな指針を発表しました。
「公平であること」や「差別がないこと」「証拠に基づいたアプローチであること」など、10項目の基本原則を考慮するよう求めています。
テストステロンの値が基準を下回れば、女子競技に出られるなどの指針を示した2015年のガイドラインを改定した形です。