オミクロン株 G7が緊急の保健相会合へ
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」は、北米で初めての感染者がカナダで確認されました。これまでに13の国と地域で感染が確認されていて、世界中で水際対策が強化されています。
オミクロン株は南アフリカや香港、イギリス、ドイツ、オーストラリアなどで確認されていましたが、新たにカナダで、北米で初めてとなる感染者が確認されました。
また、オランダでは、26日に南アフリカからアムステルダムに到着した二つの便で少なくとも13人について、オミクロン株の感染を確認したということです。
オミクロン株の感染が確認されたのは、これまでに13の国と地域で、感染者が出ていないヨーロッパ以外の各国も水際対策を相次ぎ発表しています。
アメリカや韓国、東南アジアのタイや、マレーシアなどがアフリカ南部の国からの外国人の入国を禁止したり、対象国への渡航禁止を勧告したりしています。
また、国内で感染者が確認されているイスラエルは、アフリカからだけでなく、すべての外国人の入国を14日間禁止するなど対策を一段と強めています。
オミクロン株の感染拡大を受け、G7(=主要7か国)は29日、緊急の保健相会合を開き、オミクロン株への対応を協議する予定です。