ゴルバチョフ元大統領の葬儀に市民の列「彼は国を民主主義に導いてくれた」
先月30日に死去した旧ソ連のゴルバチョフ元大統領の葬儀が、ロシアの首都モスクワで行われました。
ゴルバチョフ氏の葬儀は3日、モスクワ中心部で行われ、多くの市民のほか、ハンガリーのオルバン首相も参列しました。
参列した市民「みんな(彼を)覚えています。とても残念です。彼は国を民主主義に導いてくれた」
一方、ロシアのプーチン大統領は1日に弔問を済ませていて、葬儀には参列しませんでした。
ゴルバチョフ氏は東西冷戦を終結に導き、ノーベル平和賞も受賞しましたが、ロシア国内には「ソ連を崩壊させた人物」との受け止めも根強く、ロシア政府は今回、葬儀を「国葬」とせず、大統領府が協力するというレベルにとどめています。
告別式のあと、ゴルバチョフ氏の遺体は妻のライサさんが眠るモスクワ市内の墓地に埋葬されました。