ゼレンスキー大統領「状況は悪くないが難しい戦いだ」反転攻勢の状況語る
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、アメリカメディアのインタビューに応じ、ロシアの侵攻に対する反転攻勢の状況について「状況は悪くないが難しい戦いだ」と述べました。
ゼレンスキー大統領はアメリカ・NBCテレビのインタビューで反転攻勢の状況について語り、「守りに回っている所も、攻めている所も両方ある。状況は悪くはないようだ。おおむね前向きと言えるが、難しい戦いだ」と述べました。「最前線にいる部隊はロシア軍の非常に厳しい抵抗に直面している」とも指摘し、ロシア軍が反転攻勢で敗れれば、最終的に戦争にも負けることになるとの見通しを示しています。
こうしたなか、国際原子力機関(=IAEA)のグロッシ事務局長は15日、ロシアの占領下にあるウクライナのザポリージャ原発を視察しました。
ザポリージャ原発は、今月6日に決壊したダムから冷却水を供給していて、決壊後に冷却水用の貯水池の水位が下がるなど安全性が懸念されていました。
グロッシ事務局長は視察後、「水位の低下を確認したが、現在のレベルに保たれていれば、しばらくは安全だ」「数か月もすれば水位の問題は改善されるだろう」との見解を示しました。