中国・呉新駐日大使“日中関係の発展に意欲” 「外部要因によって新たな問題や課題」と指摘も
今年3月に着任した中国の呉江浩駐日大使の着任レセプションが9日に都内で行われ、呉大使は日中関係について、外部要因によって新たな問題や課題が生まれていると指摘した上で、関係の発展に意欲を示しました。
各界の関係者らを招いたレセプションで呉大使は、今の日中関係が外部要因によって妨害を受け、新たな問題や課題が多く現れていると指摘しました。台湾問題などで対立するアメリカとの関係などを念頭においたものとみられます。その上で、日中関係の維持、発展の重要性を強調しました。
呉江浩駐日大使「中日が互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならないという重要なコンセンサスを実践し、中日関係の長期的かつ健全な発展の基盤をしっかりとさせていきたい」
レセプションには福田元首相も出席し、日中両国の連携を深めることが必要だと述べ、長年の対日経験を持つ呉大使に期待感を示しました。