台湾「ホンハイ」 日産の筆頭株主・ルノーと交渉か
自動車大手ホンダとの経営統合に向けた動きが進んでいる日産自動車について、台湾メディアは、「ホンハイ精密工業」が日産の筆頭株主であるフランスの「ルノー」と交渉していると報じました。
日産をめぐっては、業績が悪化する中、経営改革が必須となっていて、ホンダとの経営統合について来週23日にも協議に入るということです。
一方、台湾の「ホンハイ」が日産の買収を検討していることが明らかになっていましたが、台湾メディア・中央通信は19日、「ホンハイ」が日産に株式の取得を打診したものの同意を得られなかったことから、筆頭株主であるフランスの「ルノー」と交渉していると報じました。
かつて日産でも副COO=最高執行責任者を務めた経験のあるホンハイのEV事業の責任者がフランスに派遣され、交渉にあたっているということです。
「ホンハイ精密工業」は、iPhoneなどの受託生産で知られていますが、2019年にはEV事業への参入を表明しています。