独・フォルクスワーゲン、危機に直面
大手自動車メーカーのホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入ると報じられる中、ドイツでは、フォルクスワーゲンが危機に直面しています。
世界の販売台数がトヨタに次ぎ第2位の自動車メーカー、ドイツのフォルクスワーゲン。
EVシフトにかじを切ったものの需要の減少、コストの上昇、中国メーカーとの競争に直面し、9月、ドイツ国内の少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を解雇する計画を示しました。国内工場が閉鎖されれば、1937年の創業以来初めてとなりますが、労働組合は猛反発。ストライキや抗議行動が続いています。労使交渉が難航し、先行きが不透明な事から、株価は暴落。
フォルクスワーゲンの持ち株会社、ポルシェSEは13日、議決権の約5割を保有するフォルクスワーゲン株について、最大200億ユーロ(日本円で3兆円超)の減損損失を計上する可能性があると発表しています。