ロシア、4州「併合」へ手続き ウクライナは奪還へ攻勢
ロシアがウクライナの4つの州を併合する手続きをすすめる中、ウクライナ側は東部や南部の奪還にむけて攻勢を強めています。
ロシアの下院は3日、ウクライナ東部と南部の4つの州を併合する「条約案」を全会一致で承認しました。
4日に上院で審議されたのち、プーチン大統領の署名をへて「併合」の手続きが完了することになります。
併合された4つの州ではロシア語が公用語となるほか、ロシアメディアは、来年からは「徴兵」が開始されると伝えています。
一方、東部ドネツク州のリマンを奪還したウクライナは、南部でも攻勢を強めています。
ロイター通信は3日、ウクライナ軍がロシア軍の補給路を脅かしながら進軍しているとした上で、「南部では侵攻以来、最大の前進」と伝えています。