台湾の新たなリーダーを選ぶ総統選挙が13日に行われます。選挙戦最終日を迎えた台湾では、各候補が最後の訴えを行っています。渡辺容代記者の報告です。

現在、台北市内にいますが、先ほど、野党・民衆党候補の柯文哲氏が通り過ぎたということで、支持者の方はすごい盛り上がりで出迎えていました。

13日に投開票を迎える台湾の総統選挙には、ほかに与党・民進党の頼清徳氏、最大野党・国民党の侯友宜氏が立候補し、三つどもえの戦いです。

一方、空港では選挙にあわせて海外から戻ってくる人たちの姿も見られました。総統選挙では、在外投票が認められていないためで、こうした人々の投票も選挙戦の結果に影響を及ぼしそうです。

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世論調査では、中国と距離を置く与党・民進党が優勢ですが、中国は10日、頼氏が勝利した場合、「台湾海峡は危険な状況になる」とけん制していて、中国とどう向き合うかが選挙戦最終盤まで大きな争点となっています。