福岡県の博多と、韓国の釜山を結ぶフェリーで乗船していた日本人の男性乗組員が女性職員の部屋に無断で忍び込んでいたことがわかりました。

フェリーを運航する福岡市のカメリアラインによりますと、侵入したのは、博多と釜山を結ぶ「ニューかめりあ」の一等機関士だった30代の男性です。

この男性は先月30日、船が釜山に停泊した際、30代の韓国人の女性職員が利用していた部屋に侵入したということです。

韓国メディアが伝えた女性の証言によりますと女性が部屋に戻った際、扉が開き、下着を入れた引き出しが開いた状態になっていて男性はカーテンの後ろに隠れていたということです。

男性は、船長の聞き取りに対し侵入したことを認め、翌日に退職届を提出し受理されたということです。

一方、女性は、韓国メディアの取材に対し、船長などの責任者に警察に通報するよう要請したものの、拒否されたと主張しています。

これについてカメリアラインはNNNの取材に対し、「運航への影響を心配した船長が女性に対し通報を控えるよう求めた」とした上で、女性も当初は納得した様子だったと説明しました。