タイで100人以上が乗ったフェリーで火災が発生、緊迫した船内の様子をカメラが捉えていました。

海の上で炎と大量の黒煙を上げるフェリー。甲板には救命胴衣を身につけた大勢の乗客の姿も見えます。

AP通信によりますと、タイ南部のスラタニ県からタオ島へ向かっていたフェリーで4日、火災が起きました。フェリーには乗客・乗員108人が乗っていて、「パチパチ」という音がしてすぐに火の手が上がったということです。

通報から約20分後に別の船が救助に来ましたが、爆発の恐れから近づけず、乗客らは海に飛び込んで避難しました。その後、全員助け出され、地元メディアによりますと、数人が煙を吸ったものの、症状は軽いということです。

エンジンから出火したとみられていて、当局が原因を調べています。