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エチオピア避難民キャンプで空爆56人死亡

2022年1月9日 14:42

エチオピア北部ティグレ州の国内避難民のキャンプで8日、政府軍による空爆があり、子供を含む56人が死亡しました。

ロイター通信によると、内戦が続くティグレ州の難民キャンプに8日深夜、政府軍が空爆を行い、56人が死亡、少なくとも30人がケガをしました。大勢の子どもも巻き込まれたということです。

エチオピアでは2020年以降、政府と、反政府勢力の地域政党ティグレ人民解放戦線との争いが激しい内戦へと発展し、双方による民間人の虐殺などが相次いで報告されています。今回の空爆は内戦から避難した人々のもとへ行われたとみられます。

アビー首相は隣国エリトリアとの関係改善などが評価され、2019年にノーベル平和賞を受賞しましたが、国内の人道危機の問題で非難する声が強まっています。