保守党党首にトラス氏 英新首相へ
イギリスでジョンソン首相の後任を選ぶ、与党・保守党の党首選挙の結果が発表され、トラス外相が選出されました。
保守党の党首選挙は日本時間の5日夜に党員投票の結果が発表され、およそ6割の票を獲得したトラス外相がスナク前財務相を破り、新たな党首に選出されました。
6日にエリザベス女王に謁見後、首相に就任する運びでサッチャー氏、メイ氏に続いて3人目の女性の首相となります。
トラス氏「減税と経済成長のための大胆なプランを実現します。エネルギー危機を解決し、(高騰する)光熱費の問題にも対処します」
イギリスで記録的なインフレが続く中、トラス氏は新政権発足後、物価高対策に力を注ぐ考えを改めて強調しました。
47歳のトラス氏はオックスフォード大学を卒業後2010年に下院議員に初当選、ジョンソン政権では国際貿易担当相に続き外相を務めています。
ロシアによるウクライナ侵攻を巡っては、ウクライナ支援への断固たる姿勢が評価され存在感を高めていました。