CDC オミクロン株“重症化”割合低い
アメリカのCDC(=疾病対策センター)は25日、新型コロナウイルスのオミクロン株による感染は、デルタ株などと比べて重症化する割合が低いという研究結果を発表しました。
CDCは、オミクロン株やデルタ株などウイルスの種類ごとに3つの期間に分けて、重症化する割合などの大規模な分析を行いました。
アメリカではオミクロン株により新規感染者数や入院患者数が過去最多となりましたが、重症化の割合は、デルタ株が流行した期間などを下回ったということです。
18歳以上の入院患者のうち、死亡する割合は、デルタ株が流行した期間などでは12パーセントを超えていたのに対し、オミクロン株が流行した期間では7.1パーセントだったとしています。
CDCは、オミクロン株が重症化しにくいのは、病原性が低い可能性があるほか、ワクチン接種やこれまでの感染で獲得した免疫などが関係しているとしています。