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追加接種で“オミクロン感染”入院防ぐ効果

2022年1月22日 7:34

アメリカのCDC(=疾病対策センター)は21日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受けることで、オミクロン株感染による入院を防ぐ効果が大幅に高まるとする研究結果を発表しました。

CDCは、去年8月から今月5日までの間、アメリカの10の州で合わせておよそ8万8000人の新型ウイルスによる入院患者を分析し、ワクチン接種の有効性を調査しました。

オミクロン株による感染が広がった期間では、2回のワクチン接種から6か月以上経過した場合は入院を防ぐ効果が57パーセントだったのに対し、追加接種が完了している場合は、90パーセントにのぼったということです。

アメリカでオミクロン株による感染が拡大して以降、追加接種の有効性を検証した研究は今回が初めてで、CDCは、「研究結果は、重症化を防ぐために追加接種を受けることの重要性を強調している」としています。