“逮捕写真”で公式グッズ販売…トランプ前大統領“13億円以上”集める
アメリカ史上初めて大統領経験者で逮捕後のマグショットを撮影されたトランプ前大統領。これを“逆手”にとり、マグショットをモチーフにした“公式グッズ”を販売し、グッズの売り上げや献金などで13億円以上の金を集めたといいます。
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逮捕後に撮影される容疑者の「マグショット」で、アメリカのトランプ前大統領がカメラに鋭いまなざしを向けていました。大統領経験者がマグショットを撮られるのは、史上初めてのことです。
これを“逆手”にとりトランプ氏が始めたのが、マグショットをモチーフにした“公式グッズ”の販売です。「絶対に降参しない!」という意味の“ネバーサレンダー”が合言葉になっています。
トランプ陣営によると、この“マグショット戦略”により、グッズの売り上げや献金などで集めたお金は、すでに13億円以上だといいます。
また、グッズは一般にも広がり、ロサンゼルスにある店には様々な商品が並べられていました。
お客さん
「面白い試みだと思います」
グッズ店員
「美しいマグショットよ。マンガの悪役みたいね」
トランプ氏は、来年の大統領選に立候補を表明していますが、そこには“壁”が立ちはだかっています。
ワシントンの連邦裁判所は28日、2020年のアメリカ大統領選挙での敗北を覆そうとした事件の初公判を、来年3月4日に行うと決めました。これは各州の予備選が集中する山場、“スーパーチューズデー”の前日です。
トランプ氏にとっては、選挙と裁判が並行して行われる“異例の戦い”となりそうです。