“安全資産”の金 初の1グラム=1万円超 円安、中国経済への懸念で…専門家「状況続けばさらに価格上昇の可能性」

有事の安全資産といわれる金の価格が初めて、1グラムあたり1万円を超えました。
日本の金小売り大手、田中貴金属工業によりますと、29日の金の店頭の販売価格は、前の日より28円高い1グラムあたり1万1円となりました。初めて1万円を超えて過去最高値を更新しました。
外国の為替市場で円安が進んでいることや、中国経済の先行きへの懸念などから、安全資産とされる金が買われていることが要因です。
今後の金の価格について、専門家からは「円安や情勢不安などの状況が続けば、今後もさらに価格が上昇する可能性がある」との予測も出ています。