「金の価格上昇、どこまで?」
「金」の価格高騰の背景には「ウクライナ戦争」や先月アメリカで相次いだ「銀行の破たん」で金融不安が広がっていることがあります。金融不安から、安全資産としての「金」が多く買われ、その結果、価格が高騰しているのです。
また、「アメリカの利上げが最終局面に来ていることからドルの価値があがりにくくなっているため、金に資金が行っている」(野村証券 シニアエコノミスト 大越龍文氏)という見方もあります。
今後について、別の専門家は「根っこはウクライナ危機。ウクライナ危機が収まらないと上昇圧力は続く」(楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト 吉田哲氏)と述べ、最高値を更新していく可能性が高いとしています。