中国・王毅外相、ワシントン訪問へ 米政府高官、両国の軍の意思疎通正常化「最優先事項だ」
アメリカの国務省は、中国の王毅外相が今週、ワシントンを訪問し、26日からブリンケン国務長官らと会談すると発表しました。米中首脳会談の実現に向けた調整が焦点となります。
国務省によりますと、王毅外相は26日から28日までブリンケン国務長官らと会談します。ロイター通信は、王毅外相がサリバン大統領補佐官とも会談するとした上で、両国の軍同士の意思疎通を正常化することが「依然としてアメリカの最優先事項だ」とするアメリカ政府高官の話を伝えています。
また高官は、イスラエルとハマスの戦闘や、ロシアのウクライナ侵攻、南シナ海などでの中国軍の行動についても協議するとの見通しを示しています。
米中両国は来月にアメリカのサンフランシスコで行われるAPEC首脳会議にあわせた米中首脳会談を模索していて、実現に向けた調整がどこまで進むかが焦点です。