円相場一時、1ドル=147円台 今年の最安値更新
29日の外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=147円台に下落し、今年の最安値を更新しました。
29日の外国為替市場で円相場は1ドル=147円台に下落し、去年11月以来、およそ9か月半ぶりの円安ドル高水準となりました。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、先週の講演で、インフレは依然として高水準だとして、さらなる利上げの可能性を示唆しました。
これを受け、市場では、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いの動きが強まっています。
去年、政府と日銀は、1ドル=145円台後半で円買い・ドル売りの為替介入に踏み切っていて、その水準を下回っていることから市場では、介入への警戒感が強まっています。