ウクライナ・ドニプロでミサイルが集合住宅直撃…子ども含む18人が死亡 イギリス“主力戦車”14両を供与へ
ロシア軍は14日、ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃を行い東部のドニプロではミサイルが集合住宅に直撃し、子どもを含む18人が死亡しました。
ウクライナ当局によりますと東部のドニプロで14日、ロシア軍のミサイルが集合住宅を直撃し、2階から9階の部分が大破しました。これまでに18人の死亡が確認され、73人がけがをしました。
死者の中には、15歳の少女1人が含まれているとしています。現場ではガレキの中に閉じ込められている住民もいて、夜を徹しての救助活動が続けられています。
また、ウクライナ国防省などによりますとロシア軍はこの日、キーウやハルキウ、オデーサなどウクライナ各地に50回以上のミサイル攻撃を行い、空爆も3回実施しました。インフラ施設も攻撃され、一部で停電が起きたということです。
こうした中、ゼレンスキー大統領と14日に電話会談したイギリスのスナク首相は主力戦車「チャレンジャー2」を新たに供与する意向を伝えました。
イギリス政府によりますと、今後数週間のうちに14両が供与されるということです。近代的な西側戦車の提供はウクライナが以前から求めていたもので、実現するのは今回が初めてとなります。
イギリスメディアは、「他国も追随すれば、大きな意味を持つ」と報じています。