辞任の意向を表明したイギリスのジョンソン首相とウクライナのゼレンスキー大統領が7日、電話で会談し、ゼレンスキー大統領はこれまでの支援に感謝を伝えました。

ゼレンスキー大統領は会談で辞意表明について、「悲しい思いでニュースを聞いた」と述べました。また、「すべてのウクライナ人があなたの支援に感謝している」と伝えた上で、「イギリスの支援は今後も維持されると確信している」と述べました。

ゼレンスキー大統領「私たちは国家間の関係を築いているということを忘れてはいけません。ロンドンの権力者の間でなにがあろうと、イギリスのウクライナへの支援は変わるはずがありません」

一方、アメリカのバイデン大統領は声明を発表し、「イギリスとアメリカは最も親しい友人、同盟国で、両国の特別な関係は依然として強く、永続的なものだ」と強調しましたが、ジョンソン首相本人には言及しませんでした。

アメリカメディアは、「バイデン大統領はジョンソン首相とはトランプ前大統領ほど親密ではなかった」などと指摘しています。