中国共産党、前農業農村相の党籍を剥奪「重大な規律・法律違反があった」
中国共産党で汚職や腐敗の摘発をおこなう中央規律検査委員会などは15日、「重大な規律・法律違反があった」として、唐仁健前農業農村相の党籍を剥奪する処分を決めたと明らかにしました。
発表によりますと唐氏は党の規律に違反して金品や贈り物を受け取ったほか、職権を乱用して、親族の経営する企業に便宜を図っていたということです。
唐氏はことし5月に「重大な規律・法令違反の疑いがある」として調査を受け、9月には農業農村相を解任されていました。
中国メディアは「唐氏は理想と信念を見失い、使命を放棄した」と論評しています。
習近平政権が3期目に入って以降、外相や国防相ら閣僚が相次いで解任されるという、異例の事態となっています。