中国共産党 政界や企業の腐敗、さらに厳しく取り締まる方針打ち出す
中国共産党は、汚職などの摘発を担う中央規律検査委員会の会議を開き、政界や企業の腐敗をさらに厳しく取り締まる方針を打ち出しました。
中国共産党は今月8日から10日まで、党員の汚職や腐敗の摘発を担う中央規律検査委員会の全体会議を開きました。
会議の中で習近平国家主席は演説を行い、自らが主導してきた反腐敗運動について「圧倒的な勝利と全面的な強化を達成した」と述べつつも、「状況は依然として深刻で複雑である」と強調しました。
その上で「腐敗との闘いという長期戦に、断固として勝利するために、的確かつ持続的な努力を行うべき」として、「党の自己革命」という理念を掲げました。
全体会議では、政府と企業が関与する腐敗の厳正な処罰を最重点課題とすることなどが確認され、反腐敗の取り組みを深化させることを打ち出しました。