前司法相を重大な規律違反の疑いで調査 中国共産党中央規律検査委員会
中国共産党で汚職や腐敗の摘発を担当する中央規律検査委員会は2日、唐一軍前司法相を重大な規律違反の疑いで調査していると発表しました。
中央規律検査委員会は、江西省の政治協商会議主席で、前司法相の唐一軍氏に重大な規律検査違反の疑いがあるとして調査を行っていることを明らかにしました。疑いの具体的な内容については触れていません。
唐前司法相は、習近平国家主席がトップを務めた浙江省での勤務が長く、2020年4月から去年1月までは、司法相を務めていました。司法相をめぐっては、唐氏の前任の傅政華氏も、収賄罪などで執行猶予付きの死刑判決を言い渡されていました。
習政権では、外相を務めていた秦剛氏や国防相を務めていた李尚福氏が去年、相次いで解任されるなど、異例の事態が続いています。