台湾・馬英九前総統がきょうから訪中 “習氏と会談”報道も
台湾の最大野党・国民党の馬英九前総統が、1日から中国を訪問します。滞在中には習近平国家主席との会談の可能性も報じられています。
台湾の馬英九前総統は、学生20人などを伴い、1日から11日間の日程で中国を訪問します。広東省や陝西省、さらに北京を巡る予定で、ロイター通信は北京で8日に、習近平国家主席との会談が行われる可能性を伝えています。
馬英九氏は総統在任中の2015年に、中国と台湾が分断されて以降初めて習主席との首脳会談をシンガポールで行っています。
今回の訪問について、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は、「歓迎する」としています。
中国と距離を置く与党・民進党の頼清徳副総統が、来月20日に総統に就任するのを前に、中国としては野党との融和をアピールし、新政権に揺さぶりをかけたい狙いがあるとみられます。