中国当局が拘束か 抗議デモ参加者やSNS投稿者ら行方不明に
中国・湖北省で今月おきた大規模な抗議デモの参加者や動画をSNSに投稿した人など、複数の市民の行方がわからなくなっていて、当局に拘束された可能性が出ています。
湖北省・武漢市では今月15日、医療手当の削減に抗議する大規模デモがおきました。関係者によりますと、このデモに参加した人や動画をSNSに投稿するなどした4人の行方がわからなくなっているということです。当局が監視カメラで参加者を特定するなどして、拘束している可能性があります。
また、新型コロナをめぐる政府の対応に抗議していた市民も行方がわからなくなっています。
張海さんは当局の情報隠蔽によって父親が感染予防ができずに死亡したと抗議していましたが、当局から接触があった19日以降連絡がとれなくなっていて、拘束された可能性があります。張さんも武漢市のデモを撮影した動画を投稿するなどしていました。
SNSには、許可なくデモを行わないとする誓約書への署名を強要されたとの書き込みも投稿されていて、当局が締め付けを強めているとみられます。