OPECプラス、原油増産で合意も…増産幅は小幅に
OPEC(=石油輸出国機構)にロシアなど非加盟の主要産油国を加えた「OPECプラス」は3日、原油生産量を増やすことで合意しましたが、増産幅は小幅にとどまりました。
OPECとロシアなどの産油国は3日、来月の原油生産量について協議する閣僚級会合を開き、一日あたり10万バレル増やすことで合意しました。
先月の約65万バレルの増産と比べて小幅にとどまっていて、「OPECプラス」は声明で、「余剰生産能力を慎重に活用する必要がある」としています。
アメリカのバイデン大統領が先月、サウジアラビアを訪問し、原油の増産を働きかけるなか、小幅の増産にとどまったことを受け、アメリカのメディアは、「OPECプラスは、バイデン大統領の数か月に及ぶ外交努力を無視した」などと報じています。