ウクライナ産穀物の輸出再開へ 露・国連など4者が正式合意
ロシアの軍事侵攻でウクライナ産の穀物の輸出が停滞している問題で、ロシアとウクライナ、仲介役の国連とトルコは、輸出再開に向け航路の安全を確保することなどで正式に合意しました。これは国連のグテーレス事務総長が22日に明らかにしたものです。
合意文書には穀物を積んだ船のために安全な航路を確保し、ロシア、ウクライナに加えトルコ、国連の4者が共同で運航を監視することなどが盛り込まれています。
ウクライナは、小麦やトウモロコシなど世界有数の穀物輸出国ですが、ロシアの侵攻後、積み出し港がある黒海沿岸から輸出ができなくなっていて、世界的な穀物価格の上昇が起きていました。
穀物価格が高騰する中、今後は合意が順守されるかが焦点となります。