「防疫壁をより強固に」“感染者ゼロ”の北朝鮮がコロナ対策予算33.3%増に
これまで、新型コロナの感染者が1人も出ていないとしている北朝鮮が、2022年の国家予算で、新型コロナ対策について、去年より33.3%増やすことを決めました。
◇
2月2日、北朝鮮の国営テレビは、金正恩総書記が李雪主夫人らとともに旧正月の公演を観覧している様子を伝えました。
金総書記だけでなく、観客全員がノーマスクで拍手をしながら声を上げていました。
北朝鮮はこれまで、新型コロナの感染者が1人も出ていないとしていますが、コロナ対策をさらに強化することが判明しました。
北朝鮮メディアによりますと、7日までの2日間、国会にあたる最高人民会議が開かれ、2022年の国家予算などを承認。新型コロナ対策の予算については、去年より33.3%増やすことを決め、「国家事業の第1順位として 防疫の壁をいっそう強固に築く」との方針を示しています。