北で最高人民会議“コロナ対策”予算を承認
北朝鮮では7日までの2日間、国会にあたる最高人民会議が開かれました。会議では、新型コロナウイルス対策をさらに強化する予算を承認しましたが、金正恩総書記は出席しなかったものとみられます。
8日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は6日と7日に平壌で最高人民会議が開かれ、2022年の国家予算などを承認したと報じました。予算の総額は明らかになっていませんが、2021年と同じく総額の15.9%を国防費に割り当て、引き続き、兵器開発を進めるものとみられます。
また、新型コロナウイルス対策の予算については、去年より33.3%増やすことを決め、「国家事業の第1順位として防疫の壁をいっそう強固に築く」との方針を示しています。
一方で、金正恩総書記は会議に出席しなかったものとみられ、アメリカに対する政策や発射実験を繰り返しているミサイル開発などへの具体的な言及は伝えられていません。
■写真:8日付「労働新聞」より