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全人代で「台湾代表団」会議 “統一推進”の主張展開

2025年3月10日 12:23
全人代で「台湾代表団」会議 “統一推進”の主張展開

中国の全人代=全国人民代表大会で、中国政府が台湾を代表する人々と位置づける「台湾代表団」の会議が開かれ、台湾統一の推進に向けた主張が展開されました。

全人代では、習近平国家主席らが出席する全体会議とは別に、中国各地の代表らによる分科会も開かれています。

9日には中国が「不可分の領土の一部」とする台湾省の代表団会議が開かれ、台湾にルーツをもつ中国の政府関係者らが台湾情勢などについて意見を述べました。

このなかで代表団らは習近平政権が推進する「祖国統一」に関し、「台湾の独立勢力は台湾統一という歴史の流れをとめることはできない」などと繰り返したほか、経済や教育・文化の交流を進めることを確認しました。

台湾をめぐっては7日、王毅外相も「中国は最終的に必ず台湾統一を達成する」と改めて中国の立場を強調しています。

このほか、抗日戦争での勝利から80年となるのにあわせ「抗日戦争の勝利と台湾復帰は、 すべての中国人にとっての勝利だ」などと述べ、台湾に住む人々も抗日戦争の歴史を学び、記念活動に参加するよう呼びかけました。

最終更新日:2025年3月10日 12:23