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プーチン大統領「人々の選択に議論の余地はない」 一方的にウクライナ4州のロシア“併合”宣言

2022年10月1日 8:49
プーチン大統領「人々の選択に議論の余地はない」 一方的にウクライナ4州のロシア“併合”宣言

ロシアのプーチン大統領がウクライナの東部と南部の4つの州をロシアに併合することを宣言しました。一方的な行為に各国からの非難が高まっています。

30日、クレムリンでプーチン大統領は演説し、ウクライナの4つの州のロシアへの併合を宣言しました。住民の意思によるものだとして一方的な併合を正当化しました。

プーチン大統領「ドネツク・ルガンスク(ルハンシク)・ザポロジエ(ザポリージャ)・へルソンの人々の選択に議論の余地はない。ロシアはそれを裏切ることはない」

またプーチン大統領は、「すべての力と手段を使い私たちの土地を守る」とも述べ、併合した地域への攻撃をロシアへの攻撃とみなすことを示唆しました。

その上でウクライナ側に停戦を呼びかけました。

プーチン大統領「すべての戦闘行為をただちにやめ、2014年に始めた戦争をやめて、交渉の席に戻るよう求める。我々にはその用意がある」

そしてプーチン大統領は、併合に合意する「条約」だとする文書に署名しました。

クレムリンに隣接する「赤の広場」では祝賀ムードを盛り上げるイベントが行われました。動員されたとみられる大勢の市民らが集まる中、プーチン大統領も姿を見せました。

プーチン大統領「われわれに真実がある。真実には力がある。だからロシアは勝つ」

今後、「条約」とされる文書はロシアの議会で審議されますが、批准されるのは確実です。