中国政府は、欧米諸国や日本がロシアへの経済制裁として国際決済システムからロシアを排除する措置を決めたことについて、「一方的な制裁に反対する」と強調しました。

中国外務省の報道官は28日の会見で、欧米諸国や日本が世界の銀行の決済システム「SWIFT」からロシアの特定の銀行を排除する措置を決めたことについて、「制裁手段で問題を解決することに賛成しない。国際法の根拠のない一方的な制裁にはさらに反対する」と強調しました。

また、「中国とロシアは相互尊重と平等、互恵の精神に基づいて、正常な貿易協力を展開する」としています。

これに先立ち、中国政府は、ロシア産の小麦輸入を拡大すると発表していて、ロシアが経済制裁を受ける中、中国として支援する狙いがあるものとみられます。