韓国 ロシアへの経済制裁に参加 制裁の動き鈍いと批判も
韓国政府はウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁として、軍事関連の戦略物資の輸出禁止や、世界の銀行決済システムからロシアを排除する措置に加わると発表しました。
韓国政府の発表によりますと、ロシアへの経済制裁として、輸出審査を強化することで、軍事転用が可能な戦略物資の輸出を遮断するということです。
アメリカが指定する半導体やレーザーなど57品目の扱いについても、早期に措置を確定させるとしています。
また、欧米諸国や日本が行う世界の銀行の決済システム「SWIFT」からロシアの特定の銀行を排除する措置に、韓国も加わることを明らかにしました。
国際的なエネルギー市場の安定のために石油の備蓄を追加で放出するほか、ウクライナへの人道的な支援も進めるということです。
ウクライナへの侵攻後、ロシアに対する制裁の動きが鈍いことに韓国の保守系メディアなどから批判が出ていて、28日午前、文在寅大統領が国際的な制裁に参加し、人道的な支援を迅速に行うよう指示していました。