イランが、今年2度目の人工衛星の打ち上げに成功しました。弾道ミサイル技術の発展にもつながる可能性があるとして、アメリカなどが懸念を示しています。

イラン国営通信は14日、イランが打ち上げた人工衛星が、高度550キロの軌道に投入されたと伝えました。イランが衛星打ち上げを成功させたのは、今年2度目となります。

打ち上げられた衛星は、イランの企業と革命防衛隊が共同で製造したもので、重さはおよそ60キロ。宇宙空間での操作技術に用いるハードウエアや、ソフトウエアシステムを試すのが目的だということです。

欧米各国は、人工衛星の打ち上げ技術がイランの弾道ミサイル開発の進展につながるとして懸念を示しています。