ドジャースの元通訳・水原一平被告が大谷翔平選手の口座からおよそ26億円を不正に送金したとされた裁判で、カリフォルニア州の連邦地裁は6日、水原被告に4年9か月の禁錮刑を言い渡しました。

水原被告は6日、法廷で自ら証言台に立ち、「大谷さんには本当に申し訳なく思っている。自らがやったことを正当化するつもりはない。そして私はすでに変わり始めていると断言したい。家族、ドジャースに謝罪したい」などと英語で淡々と述べました。

そして判事は水原被告に対して、禁錮4年9か月、大谷選手への賠償金としておよそ1700万ドル、日本円でおよそ26億円を支払うことなどを言い渡しました。水原被告はその際も、座ったまま表情を変えることはなくまっすぐ前を見ていました。

今回の量刑については検察の求刑通りとなっていて、閉廷後、検察は「犯行の深刻さが反映された。大谷選手は被害者で、水原被告の行為は恥知らずである」などとコメントしました。

水原被告はロサンゼルス当局に来月24日までに出頭し、刑に服すということです。