ドジャース大谷翔平選手の元通訳が違法賭博に関わったとされる問題で、捜査当局は11日、会見を開き水原一平氏を訴追したと発表しました。

この事件の捜査にあたっていた日本の国税局にあたる内国歳入庁と、国土安全保障省の捜査官は会見で、銀行詐欺の疑いで大谷選手の元通訳・水原一平氏を訴追したと発表しました。

捜査官は水原氏の違法賭博での借金は1600万ドル、24億5000万円以上にのぼると明らかにしたうえ、水原氏が大谷選手の銀行口座にアクセスし、資金を盗んだとしました。

また捜査官は、大谷選手は被害者だったと考えているとしています。

大谷選手は先月、水原氏の借金返済に同意したことはないとしたうえ、「彼に送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんない。嘘をつかれていた」と説明していました。