ベルギーでは、バイデン大統領ら欧米30か国の首脳が集まって、NATOの緊急首脳会議が始まりました。

会場入りした首脳らからは一様に厳しい表情で、「強く速い対応でロシアを追い込む」という声が上がりました。会場では記念撮影などが行われています。

首脳会議では、NATOとして、ヨーロッパ東部の4つの国に、新たな戦闘部隊を作り、防衛体制を強化することを決定します。

また、ウクライナには、生物化学兵器にも対処できる装備品など軍事支援の強化、そして、ロシアへの支援が懸念される中国への対応も議題にのぼる見通しです。会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンライン形式で参加する予定です。

NATOのあとには、ベルギーに到着した岸田首相も加わってのG7首脳会議も開かれ、共同声明が出される見通しです。

ウクライナでは日々犠牲者が増え続ける中、集まった首脳には、結束を示すだけでなく、早期の停戦につなげられるか実行力も求められています。