NATO緊急の首脳会議 中国による支援に懸念も
ウクライナ情勢をめぐって24日、アメリカのバイデン大統領ら出席して、NATOの緊急首脳会議が開かれます。会議では、生物化学兵器や中国によるロシアへの支援も議題となる見通しです。会場のベルギー・ブリュッセルから中継です。
ここNATO本部には、欧米30か国の首脳らが一同に集まり、ロシアへの対応を協議しますが、中国による支援にも懸念を打ち出すことになりました。
NATO・ストルテンベルグ事務総長「同盟国は、中国がロシアに物質的支援を提供する可能性があると懸念している」
NATOのストルテンベルグ事務総長は、「中国はあからさまなウソや偽情報で、ロシアを政治的に支援してきた」と指摘、今後の経済的・軍事的支援にも懸念を示しました。
一方、さきほどベルギーに到着したバイデン大統領は出発前、ロシアによる生物化学兵器の使用は、「現実の脅威」だと指摘、差し迫っているとの認識を示しました。
24日のNATO緊急首脳会議では、生物化学兵器や核の脅威からウクライナを守るための装備品の支援についても話し合われることになり、その後は岸田首相も加わって、G7首脳会議も開かれます。
西側諸国は、日増しに高まる脅威にどこまで対応策を打ち出せるのか、その「結束力」が問われます。