ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、NATO（＝北大西洋条約機構）は、緊急の国防相会議を開き、ロシアの脅威に対応するため防衛態勢を見直し、強化することで一致しました。

NATOは16日、ベルギーのブリュッセルにある本部で緊急の国防相会議を開き、ウクライナへの支援を継続することで合意しました。その上で、ロシアの脅威に対応するため、長期的な視点で、NATOの防衛態勢を強化することで一致しました。

会議後の記者会見で、ストルテンベルグ事務総長は、「防衛態勢をリセットする必要がある」「ヨーロッパ東部でより高い即応性を備えた部隊を大幅に増強することが必要だ」と述べました。

NATOは今月24日に、アメリカのバイデン大統領も出席する緊急の首脳会議でも新たな防衛態勢などについて協議するとしています。