ウクライナの学生が日本の支援者に感謝を伝える 筑波大学でイベントを開催
戦火を逃れ、日本に来たウクライナの学生が学ぶ筑波大学で、学生たちが日本の支援者に感謝するイベントを開催しました。
日本に避難したウクライナ人学生を多数受け入れる茨城県つくば市の筑波大学で2日、学生たちが日本の支援者に感謝を伝えるイベントを開催しました。
イベントはウクライナ人学生が発案し、伝統的な踊りや手作りのウクライナ料理でもてなしました。
筑波大学はロシアによる侵攻が始まった2022年からウクライナ人学生を受け入れていて、現在は31人が在学しています。
この日は大学関係者に加え、支援に関わる自治体や財団などが招かれました。
筑波大学で学ぶウクライナ人学生、ステファニーア・パルベッツさん「日本はウクライナから遠く離れていますが、ここで感じた温かさ、親切さは考えられる限り最高のものでした。ここにいる学生を代表し、ウクライナの歴史上、最も悲惨な時代に私たちとともにいてくれて心から感謝します」
筑波大学・永田恭介学長「日本で、あるいは筑波大学で学んでいることは決して無駄ではなくて、国が復興するときに、あなた方の若い力が必ず必要になる。我々大学も、あなた方を支援して、それを通じてウクライナの未来に貢献したい」
日本での暮らしが長期化する中、筑波大学では進学や就職など、自立的な進路選択への支援に力を入れているということです。