イスラエル軍、ヒズボラの幹部を殺害したと発表
イスラエル軍は29日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部、ナビル・カウク氏を殺害したと発表しました。
イスラエル軍は29日、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官で幹部のナビル・カウク氏を殺害したと発表しました。
ロイター通信によりますと、ヒズボラはまだコメントしていませんが、支持者たちが28日からカウク氏への哀悼メッセージをインターネット上で投稿していたということです。
イスラエル軍は、28日にはヒズボラの最高指導者ナスララ師や幹部を殺害したと発表していて、ヒズボラ側もナスララ師の死亡を認めています。
アメリカABCテレビは28日、2人のアメリカ当局者の話として、イスラエル軍はレバノンとの国境沿いでヒズボラの拠点を排除するための小規模な作戦や「国境移動」をすでに開始しているか、まもなく開始するとの見方を伝えています。
この当局者らは、イスラエルが地上作戦を始めるかについてはまだ完全には決めていないようだとしながら、準備は整っていると語ったということです。また地上作戦が実施されるとしても、その範囲は限定的となる可能性が高いと述べたということです。