ゼレンスキー大統領“要衝”セベロドネツク「死守している」
ロシア軍と激しい攻防が続いているウクライナ東部・ルハンシク州の要衝セベロドネツクについて、ゼレンスキー大統領は6日、「ウクライナ軍は死守している」と述べ、徹底抗戦の姿勢を改めて強調しました。
ゼレンスキー大統領「我々の英雄たちはセベロドネツクを死守している。激しい市街戦が続いている」
ゼレンスキー大統領は6日、このように述べた上で、周辺地域のリシチャンシクなどもロシアからの攻撃が最も激しい場所だと明らかにしています。
一方、アメリカの戦争研究所は6日、「現在、ロシア軍はセベロドネツクの大部分を支配しているようだが、正確な状況は依然不明で、頻繁に変化しているとみられる」としていて、一進一退の攻防が続いていると分析しています。
こうした中、国連安全保障理事会の会合で、ウクライナ各地でレイプや脅迫などの性的暴力が疑われる事案が、今月3日までに124件にのぼっていることが明らかになりました。うち49件が子どもに対するものだということです。
ウクライナのキスリツァ国連大使は「ロシアは拷問やレイプされた市民の遺体を燃やして証拠を消している」と非難しました。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「ロシアの性的犯罪を告発することは西側諸国のお気に入りの戦術だ」と主張した上で、「ウソを全面的に非難する」と性的暴力を否定しています。