トランプ大統領、ゼレンスキー氏を「独裁者」と批判 米露会談は「非常にうまくいった」
アメリカのトランプ大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領を「選挙のない独裁者」と呼ぶなど激しく批判しました。
アメリカ トランプ大統領
「そこそこ成功したコメディアンのゼレンスキー大統領はアメリカを説得し3500億ドルも出費させ、勝つことのできない、私が大統領だったら始まりもしなかった戦争に突入させた。彼は選挙のない独裁者だ。ゼレンスキーはもっと早く動くべきだ」
トランプ大統領は19日、演説で、ゼレンスキー大統領は「ひどい仕事をした」「独裁者だ」などと述べ、徹底的に批判しました。
また今月18日にサウジアラビアで行ったアメリカとロシアの会談について「非常にうまくいった」と述べ、戦闘終結にはアメリカの仲介が不可欠だと強調しました。
ゼレンスキー氏はこの会談について18日、ウクライナ抜きで行うべきではないなどと反発していましたが、トランプ氏は「望めば会談に参加出来たはず」と述べ、一蹴しました。
一方、トランプ氏は、アメリカに輸入される自動車、半導体、医薬品などへの関税について、「今後1か月以内、あるいはそれよりも早く発表するだろう」と明らかにしました。
その上で「アメリカで製品を作れば関税を支払う必要はない」と述べ、「我々はビジネスをアメリカに呼び戻している」とアピールしました。
関税の対象となる国について言及しませんでしたが、全ての国が対象となる場合、日本にとって大きな打撃となる可能性もあります。