ミャンマー情勢、ウクライナ侵攻など課題山積…ASEAN関連首脳会議きょう開幕 米中首脳の対面会談も
ASEAN(=東南アジア諸国連合)と、アメリカやロシア、中国なども参加する一連の首脳会議がカンボジアで始まりました。影響力を持つ首脳などが集まり、どのような会議になるのでしょうか。中継です。
プノンペンでは11日から3日間、ASEANの関連首脳会議が3年ぶりに対面で行われます。
最初のASEAN首脳会議の主なテーマはミャンマー情勢です。ミャンマー国軍に対し暴力の停止を期限付きで求めるなど、圧力を強化できるかが焦点です。
13日にはアメリカのバイデン大統領、ロシアのラブロフ外相や中国の李克強首相らも出席する東アジアサミットが開かれます。ウクライナ侵攻をめぐってロシアへの非難を強めるアメリカや日本などに対し、ロシア寄りの中国も参加する中で、双方の意見の応酬が予想されます。
そしてもうひとつの大きな動きは、アメリカと中国の首脳の初めての対面による会談です。G20首脳会議を前に14日、インドネシアで予定しています。台湾統一に意欲を示す習近平国家主席に対し、バイデン大統領がどのように緊張緩和を求めるかが焦点です。
ウクライナ侵攻や米中の対立、そこに北朝鮮の軍事挑発も続き、直接対話はいずれも重苦しいものとなりそうです。