中国国営メディアは、中国の空母として3隻目となる「福建」の最新映像を伝えました。試験航海に向け準備が進んでいることをアピールする狙いがあるとみられます。

中国国営メディアは2日、空母「福建」の最新映像を新たに公開し、海軍の乗組員が「計画通りに係留試験を進める」と話す様子を伝えました。

「福建」は、中国が保有する空母として「遼寧」「山東」に続く3隻目です。

中国の空母では初めて、艦載機を加速して発進させることができる電磁式のカタパルトも装備され、甲板には艦載機を射出するためのものとみられる3本の装置も確認できます。

「福建」は2022年に進水し、上海の造船所周辺で停泊したまま試験を行っているとみられていましたが、新たな映像を公開することで、試験航海に向け、準備が進んでいることを誇示する狙いがあるとみられます。