北朝鮮の国営メディアは、金正恩総書記が、弾道ミサイル技術を用いて打ち上げられた偵察衛星から撮影されたアメリカ海軍の空母の写真を確認したと報じました。

北朝鮮の国営メディアは金正恩総書記が24日、平壌にある管制所で衛星の運用状況を確認したと伝えていました。さらに朝鮮中央通信によりますと、金総書記は25日朝も管制所を訪れ、韓国・釜山に寄港している空母「カールビンソン」などの衛星写真を確認したということです。また、衛星は25日朝、アメリカのハワイ上空を通過した際に真珠湾の海軍基地なども撮影したと主張しています。

北朝鮮はこれまでに韓国やグアムにある米軍基地も撮影したとしていて、米韓をけん制する狙いがあるとみられます。

打ち上げ後、管制所の視察が報じられるのは3回目で、金総書記の関心の高さがうかがえます。