アメリカのウォルト・ディズニーは26日、来年のアメリカ大統領選挙で野党・共和党の有力候補とされているフロリダ州のデサンティス知事を提訴しました。

フロリダ州では去年から公立学校でLGBTQについて教えることなどが規制されたことをめぐり、ディズニー側が批判し、デサンティス知事との対立が深まっています。

デサンティス知事は、テーマパーク「ディズニー・ワールド」に認めてきた税制上の優遇措置を含む特別区制度を廃止する法律を成立させるなど、運営に介入する動きを見せています。

報復措置とみられる一連の対応について、ディズニーは26日、「明らかに報復的で反ビジネス的だ」「ディズニーの事業運営や地域の経済を脅かすもので、憲法上の権利を侵害している」として、デサンティス知事を提訴しました。

知事側は「他の企業が持っていない優遇措置を維持する法的権利はない」とコメントしています。