ワーナー日本法人、アメリカ本社の配慮に欠けたSNS反応を謝罪
映画『バービー』を配給するワーナー・ブラザースジャパンは、アメリカ本社のSNS公式アカウントで配慮に欠けた反応があったとして謝罪しました。
アメリカで先月21日に公開された『バービー』は、同日に公開された原爆の開発を主導したアメリカの科学者の人生を描いた『オッペンハイマー』とともに大ヒットを記録しています。
現地では2つの作品を続けて鑑賞する“バーベンハイマー”という造語が生まれ、ファンが投稿した2つの作品をかけあわせた画像がSNSで拡散されるなど社会現象となっています。
燃え盛る炎の中、オッペンハイマーがバービーを肩に担ぐ画像にはバービーの公式アカウントが「忘れられない夏になるだろう」と返信していて、これに対し、「原爆をからかわないでくれ」や「日本人が真珠湾を忘れてはならないように、アメリカ人も広島や長崎を忘れるべきではない」など批判的なコメントが相次いでいました。
ワーナー・ブラザースジャパンは先月31日、声明で「アメリカ本社の配慮に欠けた反応は極めて遺憾なものと考えており、アメリカ本社にしかるべき対応を求めています。不快な思いをされた方々にお詫び申し上げます」などとコメントしています。